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宿泊型高級客船「ガンツウ」公開 せとうちクルーズ、10月就航

公開された宿泊型高級客船「ガンツウ」

露天風呂やソファを備えたグランドスイートのテラス

切り妻屋根を施したデッキ。一面に広がる瀬戸内の多島美を満喫できる

 常石グループで観光事業などを手掛けるせとうちクルーズ(尾道市)は14日、10月17日に就航する宿泊型高級客船「ガンツウ」を報道陣に公開した。露天風呂付きの客室やエステサロンなどを備え、瀬戸内海を周遊して船旅の魅力を発信する。

 発着点となるベラビスタマリーナ(同市)で披露された。船体は瀬戸内海の景観に溶け込むよう配慮した銀色で、全長81・2メートル。内装は温かみのある木を多く取り入れ、19の全客室から海を見られる設計とした。船名は、瀬戸内海に生息するイシガニを表す尾道地方の方言。

 同社の城暁男社長は「和のテイストにこだわった船内で上質なクルーズを楽しみながら、次々に景色が変化する多島美を満喫してほしい」と述べた。 

 2泊3日、3泊4日のツアーを中心に6航路があり、1室(2人利用)の宿泊料は1泊40万~100万円。予約は好調だが、10月分はまだ空きがあるという。

 ガンツウは同グループの常石造船(福山市)が建造。主力のばら積み貨物船の需要が世界的な供給過剰で低迷する中、新たな収入源として初めて造った。

  ◇

 こだわり抜いた豪華客船が姿を現した。せとうちクルーズが14日に公開した「ガンツウ」。船内で過ごす時間を楽しみながら、港町や離島に立ち寄る新たな船旅のスタイルを提案する。

 コンセプトは「せとうちに浮かぶ小さな宿」。客室に大きな窓を配置して瀬戸内の景色が映えるように工夫したほか、展望デッキに切り妻の屋根を施し、壁や床に木材をふんだんに使うなど、モダンな和を演出した。

 客室19室は全てツインルームで、船首部分に配置した最も高価なザガンツウスイート(90平方メートル)は進行方向の景色を一望できる設計。広々としたテラスに露天風呂やソファを備えたグランドスイート(80平方メートル)、くつろぎスペースから額縁のような景色が見られるテラススイート(50平方メートル)など多彩な客室を用意する。

 船のデザインは、昨年に日本建築学会賞を受賞した建築家堀部安嗣氏が担当した。「船の建造に家屋の建築技術を組み合わせ、くつろげる空間を追求した」と同社。著名シェフが監修した料理を提供するダイニングやジム、エステサロンも船内に設けている。

 ツアーは、ベラビスタマリーナ(尾道市)を発着点に、備前市から山口県までの範囲で、東回りと西回りの6航路を用意。沖合で錨(びょう)泊(はく)しながら、希望者には小型船で北木島(笠岡市)の石切り場や各地の寺社仏閣などを見学するアクティビティーも企画する。

 近年は、JR各社が豪華寝台列車を次々に導入し、列車旅がブームとなっているが、せとうちクルーズの城暁男社長は「海の移り変わる景色が見られるのは船旅ならでは。全国から満遍なく予約が入っており、瀬戸内海の魅力を幅広く発信していきたい」と話す。

 予約は、帝国ホテル(東京)内の専用ギャラリーで受け付けるほか、電話(03―6823―6055)でも対応する。
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