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自宅を賃貸や売買してゆとりを

 セカンドライフに入ったら少しずつ調べておきたいのが、自宅を売却・賃貸するための情報です。高齢者が安心して住むための仕様を備えた「サービス付き高齢者向け住宅」や食事・介護なども受けられる「有料老人ホーム」などを利用するための、元手になる可能性もあります。

相場を調べておく

 実際に売却や賃貸をするかどうかは別として、売却や賃貸に出した場合の相場を確認しておくと心強いです。街中の不動産会社で見積もりを出してもらう方法もありますし、周辺で類似物件が募集をしていれば金額を確認しておくのも良いですね。

 自宅として住んでいる物件の場合、利益が出ても3000万円の特別控除が受けられます(利益が3000万円以内だと課税されない)。自宅は売却をしてしまうと、次に住む物件を買ったり借りたりしなければならないため、利益に税金がかかりにくくなっています。

 この特例は、賃貸に出してから売却したり、そこに住んでいない子が相続して売却した場合には利用できません。税制面でより有利に現金化させたい場合は、売却のタイミングも検討しておきたいところです。

 一方で、売却せず賃貸に出して、セカンドライフの生活費や住居費の補填(ほてん)に充てることも考えられます。

窓口を知っておく

 自宅を賃貸に出す場合、不動産会社に持ち込んで募集してもらう方法のほか、公的な相談窓口や、借り上げ制度を利用するやり方もあります。

 一般社団法人移住 ・住みかえ支援機構(JTI)では50歳以上のシニアのマイホームを借り上げて転貸する事業を行っています。例えば通常に賃貸すると10万円で貸せる物件を持っていた場合、入居があれば10万円ですが、空室になると得られる家賃収入は0円となります。JTIを利用すると、入居の有無に関わらず8.5万円で借り続けてくれるなど、月々の収入が読みやすくなるメリットがあります(1人目の入居以降の家賃保証)。3年ごとの定期借家契約なので、3年が経過すると自宅に戻ることもできます。

 その他にも物件を売ったり貸したりする相談窓口は複数あります。例えば各自治体で設けている”空き家バンク”。岡山県だと“住まいる岡山「岡山県空き家情報流通システム」”などがあり、持ち家を登録することができます。

 岡山県住宅リフォーム推進協議会も、空き家に関する相談窓口 を開設しています。売買や賃貸などの相談や、リフォーム、解体などについてもアドバイスをもらうことができます。

 自宅の生かし方や相談窓口を知っておけば、より自分が望むセカンドライフの暮らし方を見つけられるかもしれません。自宅を使って経済的なゆとりも得られるようであれば、理想的ですね。



風呂内亜矢(ふろうち・あや) 岡山市出身。岡山朝日高校卒、ノートルダム清心女子大学卒。独身時代にマンションを購入したことをきっかけにお金の勉強を始めファイナンシャルプランナーに。新刊「図解でわかる! 投資信託」など著書多数。東京在住。

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