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巨大恐竜の歩行速度など成果報告 岡山理科大モンゴル調査隊帰国

モンゴルでの調査成果を報告する(左から)柳沢学長、石垣教授、林昭次講師

 今夏モンゴル・ゴビ砂漠で恐竜化石の発掘調査を行い、世界最大級の足跡化石を新たに3個発見した岡山理科大の調査隊が12日、岡山市北区理大町の同大で帰国会見に臨んだ。足跡から分析した巨大恐竜の歩行速度など成果を報告した。

 同大によるゴビ砂漠の調査は3年目。モンゴル科学アカデミー古生物学地質学研究所と共同で7月末から約1カ月間、ゴビ砂漠南東部で化石探査や発掘、地質調査を実施した。

 足跡化石は大型植物食恐竜「竜脚類」の一種ティタノサウルス類とみられ、昨年確認していた1個に隣接して出土。同一個体による4歩分の痕跡で、分析の結果、歩行速度は当初の推測より遅い時速1・6~1・9キロと新たに判明した。爪跡から指で地面を握りしめる「グリッピング」と呼ばれる動きをしていることも分かったほか、7千万年前とみられていた年代が、9千万年前にさかのぼる可能性が指摘された。

 調査隊を率いた石垣忍教授(古生物学)は「保存状態はピカ一。推定全長30メートルに及ぶ超大型竜脚類の生態の解明につながる貴重な発見になった」と評価した。

 調査ではほかに、モンゴルでは希少なハドロサウルス類の幼体全身骨格や、鎧(よろい)竜のアンキロサウルス類、竜脚類3体の部分骨格などを発掘した。

 会見に同席した柳沢康信学長は「今回は学生12人も参加し、教育面でも意味のある内容になった」と話した。
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