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稲葉さん凱旋 B’zライブ熱狂 28年ぶり、ファン「津山愛感じた」

グッズ目立てに列をつくるファンたち。公演前から熱気があふれた=22日午後2時27分、津山市山下の津山文化センター

会場のガラスに耳を当て、ライブの臨場感を味わおうとするファンら=22日午後6時18分、津山市山下の津山文化センター

 津山市出身の稲葉浩志さんがボーカルを務めるロックバンド「B’z」の凱旋(がいせん)ライブが22日、津山文化センター(同市山下)で行われた。ファンの間では“実現不可能”とさえいわれた28年ぶりの故郷での公演。プラチナチケットを手にした人は名曲から最新曲までのナンバーに酔いしれ、チケットがないファンも、おもてなしブースや市中心部の商店街、母校などを訪ねた。津山の魅力に触れたファンと温かく受け入れた市民の交流も生まれた。B’zに染まり、街は熱気に包まれた。

 郷を巡るため、B’zのツアーTシャツを着たファンらがJRやバスなどで早朝から続々集まった。市の広報紙の「公演記念号」を手に入れようと、JR津山駅北口広場と津山観光センター(同市山下)には配布時刻の午前9時前に100人を超す長蛇の列ができていた。広場で最初に受け取った静岡県の保育士女性(34)は「2時間前から待機した。今日一日で稲葉さんの津山を感じたい」と話した。B’zの大型看板の前は、記念撮影する人たちであふれた。

 里のスターを応援しようと、地元の人たちは会場におもてなしブースを設けて盛り上げ。市内の6団体が「つやま和牛」のサイコロステーキ、津山ホルモンうどんなどのご当地グルメで歓迎した。

 ぎわいの仕掛け人の一人は、同ブース責任者で市観光振興課長の明楽智雄さん(52)。稲葉さんとは同級生で「凱旋ライブは私たちもうれしいが、稲葉君にとっても意義深いはず。ファンの人に『また津山に来て』という思いを込めた」。

 もてなしは、会場以外でも行われた。市中心部の元魚町商店街内の特設会場では、市民有志の「B’z津山公演を盛り上げる会」が稲葉さんが使った文房具やラケット、米ロックバンド・エアロスミスと共演したコンサートの入場パスなど約30点を並べ、ファンらがじっくり観賞した。

 省先の実家「イナバ化粧品店」(津山市川崎)も大盛況、特別開放された母校・津山高も記念撮影を楽しむ人が目立った。前日から“聖地”を巡った松山市の女性(40)と女性(51)は「津山が街を挙げて歓迎してくれていると知って、絶対来ようと思った。地元の人は優しく友達もできたので、また必ず来ます」と笑顔を見せた。公式グッズの販売には、会場から鶴山公園入り口まで数キロにわたる列ができた。チケットがないファンは午後5時15分の開場直前に激しい雨に見舞われても、ライブが始まっても帰る様子はない。

 んとした声を少しでも感じたいと、会場外でガラスに耳を当てて、生の声が漏れてくるのを待った。ライブを聴いたファンによると場内は「ultra soul」や「裸足の女神」などで盛り上がり、稲葉さんは「津山に生まれて本当に良かった」と叫んだという。入れなかったファンのために扉を開けて演奏するサービスもあった。会場から出てきた岡山市東区、会社員女性(40)は「地元で開催してくれたことに感謝。稲葉さんの津山愛をひしひしと感じた」と話した。

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