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丸本酒造とベンチャーが独自商品 18年販売へ酒米生産、仕込み

浅口市で山田錦の田植えを行う日本酒応援団や高島屋のスタッフ=6月中旬

オリジナルブランド「KAMOGATA」の見本

 全国の酒蔵と連携して独自商品を企画・販売するベンチャー企業・日本酒応援団(東京)は、丸本酒造(浅口市鴨方町本庄)とともにオリジナルの日本酒造りに取り組む。酒米の生産や仕込み作業を共同で行い、来年中に発売する予定。プロジェクトには高島屋(大阪市)も加わり、“高品質ラベル”は岡山高島屋(岡山市北区本町)などグループ限定で扱う。

 日本酒応援団は2015年に設立。現在は島根県などの蔵元4社と連携した商品を、首都圏の酒販店や飲食店向けに販売している。原料の酒米は連携先の酒蔵の地元産を100%使用。酒造りの現場に同応援団の社員も参加する。

 丸本酒造で造る酒は、浅口市で栽培する酒米・山田錦を使った純米大吟醸の無ろ過生原酒とする計画。今秋に収穫する米を用いてプロジェクトの専用タンクで造る。

 このうち高島屋限定品は、もろみを布袋に詰め、自然の重力で滴り落ちる酒を集める搾り手法「しずく斗瓶取り」を採用する。圧力をかける通常の搾りに比べ、取れる酒の量は4分の1程度になるものの、雑味が少なく、香りの良い商品に仕上がるという。

 商品名は「KAMOGATA」。価格や販売数量は未定だが、高島屋限定品は1本6千円前後(720ミリリットル入り)で、年間200~300本程度となる見通し。日本酒応援団が扱う通常商品は半額程度とし、海外への輸出も検討する。

 6月中旬には同応援団の社員や高島屋のバイヤーらが浅口市を訪れ、丸本酒造の社員、地域住民らと田植えをした。今後、稲刈りや酒の仕込み、瓶詰めなどにも加わる予定。

 丸本酒造がある旧鴨方町は03年、全国で初めて「酒米栽培振興特区」に認定され、同社は原料米の直接栽培が認められている。日本酒応援団の古原忠直共同代表は「米作りからこだわる丸本酒造の酒造りに魅力を感じ、協力を打診した」と言う。

 丸本酒造の丸本仁一郎社長は「日本酒の良さを伝えようとする日本酒応援団の活動に共感した。膨らみのある味わいや豊かな香りといった岡山らしい日本酒に仕上げたい」と話している。

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