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学力テ 低学年ほど全国平均下回る 県教委、初導入の民間テスト結果

 岡山県教委は14日、小学3~5年、中学1、2年の児童生徒を対象に4月に実施した県学力テストの結果を公表した。平均正答率は、中2の数学を除く全教科で全国平均を下回り、低学年ほど全国との差が大きい傾向が見られた。民間企業が全国展開するテストを初導入し、対象学年を広げて実施。別のテストを行った岡山市分は含まれていない。

 正答率が全国平均を最も大きく下回ったのは小3で、国語77・1%(全国平均80・3%)、算数73・3%(同76・7%)とともに全国と3ポイント以上の開きがあった。国語は全設問で全国平均に達せず、特に自分の考えを書くなどの記述3問はいずれも全国より8ポイント前後下回った。数学も1桁の計算以外は全国以下となり、液体の量を表す単位を選ぶ設問で9・3ポイントの差があった。

 こうした結果について、県教委義務教育課は「九九を小2のうちにしっかり習得するなど次の学年への持ち越しをなくす必要がある。学力向上への意識を低学年にも広げていかなければならない」と課題を挙げた。

 中1、2はほぼ全国並み。両学年は、小6時の全国学力テストで都道府県別で20位台になるなど改善が見られていた。だが依然として国語の記述問題や数学の図形問題は正答率が低かった。

 中2では、これまでの県テストや全国学力テストでも行っていない英語を導入。国語や数学に比べて基礎基本の正答率が低く、「普通に」を意味する単語「usually」を書かせる問いの正答率が38・3%にとどまるなど全設問の8割が全国平均を下回った。

 市町別(自治体1校の場合を除く)の平均正答率も公表。中学校の2学年全教科で全国平均以上となったのは玉野、新見、備前市、和気町。小学校の3学年全教科で全国平均以上となった自治体はなく、倉敷、総社、真庭市、里庄、久米南町が県平均以上だった。

 県教委は、テスト結果を基に一人一人の課題を抽出できるウェブシステムを各校に導入。苦手分野克服のための問題も作成でき、同課は「子どもたちが夏休み中などに集中的に取り組み、定着度を教員らが繰り返し確認するよう学校に働き掛けていきたい」としている。

 小学6年と中学3年を対象とした全国学力テストの結果は、8月下旬に文部科学省が公表する見通し。
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