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玉島の空き家活用で移住促進を 地元協議会がHPで魅力発信へ

「こんなに立派な家が使われないのはもったいない」。空き家の前で移住促進に向けた思いを語る小野会長(左)と中島さん

 過疎や少子高齢化の進む地元を活性化させようと、倉敷市玉島地区北部の住民グループ「玉島陶・服部地域まちづくり協議会」が、他地域からの移住促進に取り組んでいる。移住可能な空き家、空き地を既にリストアップ。今後は陶・服部地域の魅力を発信するホームページなどを作り、2017年度中に公開する予定だ。

 協議会は倉敷市玉島陶、玉島服部の住民計約20人で16年5月に結成した。メンバーは地元・穂井田小学校のPTA会長、愛育委員、NPO法人代表らで、年齢も30~70代と幅広い。地域の存続に危機感を共有しているという。

 「昔と比べて空き家は増え、荒れた田畑が目立ち、子どもは減ってしまった。何とかしたいと思って立ち上がった」。協議会の小野健児会長(74)、中心メンバーの中島一郎さん(68)が口をそろえる。

 結成してすぐに地域内の空き家、空き地の調査に乗り出し、賃貸借や売買が可能な物件(現在7件)のリストを作った。市くらしき移住定住推進室と連携してPRすると、県内や関東からの移住希望者が物件の見学に訪れた。

 今年5月には岡山県外出身の夫婦が、空き家を借りるための仮契約を所有者と結んだ。年内にも入居する予定で、協議会のサポートで移住が決まる初めてのケースになりそうだ。

 今後は、江戸時代に岡田藩主が休憩に使ったとされる「君が岩」(倉敷市玉島服部)など地域の名所や特産品といった魅力を伝えるホームページ、パンフレットを作る。

 人口減少社会を迎え、移住促進の地域間競争は激化している。小野会長は「陶・服部地域を選んでもらえるよう、住民が一丸となって移住を歓迎する機運を醸成したい」と意気込む。
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