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古代ハス研究 大賀博士の功績紹介 岡山・吉備保存会が記念誌作製

大賀博士の功績や地域の顕彰活動をまとめた記念誌

 岡山市北区庭瀬の住民有志らでつくる吉備大賀ハス保存会(約15人)は、古代ハスの研究で世界的に知られる地元出身の植物学者・大賀一郎博士(1883~1965年)にスポットを当てた記念誌「大賀一郎博士追憶譚(たん)」を作製した。郷土の偉人が残した功績や地域の顕彰活動をまとめている。

 記念誌では、賀陽郡川入村(現・同川入)に12人きょうだいで一番年上の長男として生まれた博士の生い立ちから、51年に千葉県で約2千年前の地層から古代ハスの種子を発掘して開花させるまでの苦労などを略年譜や写真で紹介している。

 博士と地域のつながりも収録。吉備中学校生徒との交流の様子や、95年の没後30年をきっかけに博士の名にちなんだ古代種「大賀ハス」の栽培が地域を挙げて始まったことを報じる新聞記事、没後50年に合わせて保存会が2016年11月に吉備公民館(同庭瀬)で開いた追憶展で公開された直筆の色紙なども掲載されている。

 保存会は、庭瀬城址(じょうし)(同所)の内堀で交雑が進んだ大賀ハスを純粋種に復活させようと12年に結成。4年間かけて株を植え替えたほか、顕彰活動を続けている。記念誌は、追憶展の開催を契機に企画。博士にゆかりのある各地の資料館などの協力で集まった写真や資料を整理して、4月末に完成した。

 A4判カラー、80ページで700部製作。地元の小中学校などに配り、市内の公民館や県立図書館(同丸の内)にも寄贈する予定。保存会の坂本宏子会長(80)=同市=は「博士への思いが詰まった一冊。今後も顕彰活動が続くよう、若い世代を含め手にしてほしい」と話している。

 希望者には、先着順で無料配布(1人1冊)する。問い合わせは同公民館(086―293―2170)。
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