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外国人旅行者、県内宿泊22万人 16年度、5年連続で最多更新

 岡山県は30日、2016年度に県内に宿泊した外国人旅行者数は前年度比37・4%増の22万3084人に上り、5年連続で過去最多を更新したと発表した。国・地域別では岡山空港発着の定期便が就航した台湾が4年連続で最多。2位の香港と合わせて旅行者数の半数近くを占め、全体を押し上げた。

 50人以上収容のホテルや旅館155施設の実績を独自に集計した。県内の外国人宿泊旅行者は08年のリーマン・ショックや11年の東日本大震災で落ち込んだものの、12年度以降は円安傾向に伴う訪日ブームなどで20~40%台の増加が続いている。

 トップの台湾は前年度比52・8%増の6万53人が訪れ、全体の26・9%に達した。16年7月に岡山空港では初の格安航空会社(LCC)路線となる台北線が週3往復で就航。加えて、特産の桃狩りといった体験型メニューが好まれ、関西空港などから岡山を回るケースが目立ったという。

 台湾を上回る伸びを見せたのが香港。136・4%増の4万133人に上り、中国と韓国を抜いて2位に浮上した。毎日運航の香港線は同7月に週2往復へ減便されたが、高松や米子空港からの入り込み客が増え、大きな影響はなかった。3位の中国(3万9331人)も35・3%増。

 一方、4位の韓国(1万7256人)は6・1%減。県が誘客の重点市場と位置付ける5カ国・地域で唯一減少した。ソウル線が岡山を朝出発するアウトバウンド(国内からの利用)向けの路線のため、伸び悩んだとみられる。

 県の外国人旅行者の誘客を巡っては、観光庁の宿泊旅行統計調査(速報値)で、16年の宿泊者数が47都道府県中26位(前年33位)、対前年比の伸び率は香川に次いで2位となり、全国的にも健闘している。

 さらなる誘客に向けて、県は7月に宿泊施設などが外国人客への対応に困った際に電話で通訳を代行する「多言語コールセンター」を開設。無料公衆無線LAN「Wi―Fi(ワイファイ)」の利用エリア拡大などを含め、リピーターの確保に力を入れる方針。

 県観光課は「外国人観光客は大都市から地方に流れる傾向にあり、機を逃さないためにも近県などと連携した誘客が重要だ。その上で岡山に滞在してもらえるよう、満足度を高めるための施策を着実に進めたい」としている。
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