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小惑星の名は「でんちゅうくん」 井原・天文台の望遠鏡で発見

「Denchukun」と命名された小惑星(赤い丸で囲った星)=2006年3月2日午後11時32分、美星天文台から南の空を撮影(美星天文台提供)

小惑星の名前になった井原市のマスコットキャラ「でんちゅうくん」

 井原市美星町大倉の美星天文台は12日、美星スペースガードセンター(同所)が発見した小惑星に、井原市のマスコットキャラクター「でんちゅうくん」の名前が付いたと発表した。市出身で近代日本彫刻界の巨匠・平櫛田中(1872~1979年)の代表作「鏡獅子」がモチーフの人気者にちなんだ命名は多くの人の関心を集めそうだ。

 正式名称は「Denchukun」。美星天文台によると、地球に接近する可能性のある小惑星を追跡、発見する国内唯一の施設として知られる同センターが2000年8月、備え付けの口径100センチ大型望遠鏡で捉え、運営するNPO法人日本スペースガード協会(東京)が命名権を獲得。井原市からの依頼を受け、国際機関の国際天文学連合に申請して承認された。

 「Denchukun」は直径が推定2~5キロで、火星の外側を3・6年周期で公転。現在はてんびん座の方角にある。明るさが19等と非常に暗いため、肉眼では確認できないという。命名には各国の観測機関による長期的な追跡調査などが必要とされ、発見から17年近くを経て今年4月13日付で公表された。

 でんちゅうくんは13年に誕生し、赤い隈(くま)取り、白い長髪が特徴。井原市にちなんだ小惑星の命名では同センターが00年7月に発見した「Bisei」に続き2例目といい、美星天文台は「星名所の日本三選に数えられる美星をPRする一助にしたい」としている。
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