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備前刀の国宝「山鳥毛」特別陳列 県立博物館、地元最後の展示か

公開が始まった国宝の備前刀「山鳥毛」

 岡山市北区後楽園の岡山県立博物館で26日、備前刀を代表する名刀の国宝「太刀 無銘一文字(山鳥毛(さんちょうもう))」の特別陳列が始まった。同刀は県内の所有者からの寄託品で、近く新潟県上越市に売却される見通しのため、県内では最後のお披露目となる可能性がある。

 山鳥毛は瀬戸内市長船町を拠点とした福岡一文字派による鎌倉中期(13世紀)の作。戦国武将・上杉謙信の愛刀として名高く、1952年に国宝に指定、97年から同館に寄託されている。

 一般公開は1年ぶりで、刀剣ファンらが詰めかけ、号の由来になった山鳥の羽毛を思わせる変化に富んだ刃文に見入っていた。今回は「上杉拵(ごしらえ)」と呼ばれる刀装も並べ、黒漆塗りで鍔(つば)がない独特のデザイン、虎の彫金など精緻な装飾が注目を集めている。岡山市中区の女性(70)は「素人目にも息をのむような存在感。どこへ行っても大切に受け継がれてほしい」と話した。

 所有者の売却の意向を受け、謙信の居城だった春日山城跡がある上越市が昨年8月に購入方針を発表。関連費用約3億3千万円を盛り込んだ予算案を3月の議会で可決した。今後、売買契約を結び、来夏リニューアルオープンする市立総合博物館の“目玉”として迎えたいという。

 一般公開は5月21日まで。月曜休館。同6、13日午後2時から学芸員の展示解説がある。
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