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岡山ゆかりの能「吉備津宮」復曲 京都の能楽師・林さん奉納

「吉備津宮」を仕舞で披露する林さん=吉備津神社

 観世流の能楽師林宗一郎さん(37)=京都市=が、復曲に取り組んでいた岡山ゆかりの能「吉備津宮(きびつのみや)」が完成。初披露となる5月の完成記念公演を前に21日、作品の舞台となった吉備津神社(岡山市北区吉備津)で舞を奉納し、成功を祈願した。

 「吉備津宮」は、吉備津彦命(きびつひこのみこと)が鬼と恐れられた温羅(うら)を退治した同神社の縁起が主題。前半の老人の語りに続き、後半は同神社にまつられている岩山の神が舞いながら天下太平をことほぐ。成立は中世とみられるが詳しい上演記録がなく、せりふに当たる謡曲のみが伝わる。

 岡山市で能を指導する林さんが、地元の人に親しんでもらえる演目を増やそうと2014年9月から復曲を開始。不明の所作や言い回しは、神が登場する古典能を参考に創作した。

 この日は拝殿で、能面や装束を身に着けずに演目の一部分だけを演じる「仕舞」を披露。足踏みの音を力強く響かせるなど、岩山の神が舞うクライマックスのシーンを勇壮に表現した。林さんは「岩山の神を身近に感じることができ感無量。本番でも平和への祈りを込めながらしっかり演じたい」と話した。

 記念公演は5月13日、後楽園(岡山市北区)で行われるが、鑑賞券は完売している。
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