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ヨーカドー岡山 18年の歴史に幕 競争激化で採算悪化響く

買い物客に閉店のあいさつをするイトーヨーカドー岡山店のスタッフ=28日午後8時30分ごろ

 流通大手セブン&アイグループの大型商業施設イトーヨーカドー岡山店(岡山市北区下石井)は28日、最終日の営業を終え、約18年の歴史に幕を下ろした。近隣施設との競争激化による採算の悪化などが要因。跡地活用は、土地と建物を実質的に所有する両備グループ(同市)が検討する。

 この日は売り尽くしセールがあり、終日買い物客でにぎわった。夫婦で訪れた同市、主婦(38)は「15年ほど前までバイトをして、その後もよく買い物に来ていた。たくさんの思い出があるだけに閉店は寂しい」と話していた。

 午後8時の閉店後には正面入り口でセレモニーがあり、名残を惜しむ客を前に、浦崎大店長が「たくさんのお客さまにねぎらいの言葉をいただいた。この店があったことを心の片隅にとどめてほしい」とあいさつ。整列した従業員が頭を下げる中、シャッターが閉じられた。

 同店は1998年11月、JT岡山工場跡地に整備された複合施設・ジョイフルタウン岡山の核テナントとして開業。地上5階地下1階の建物のうち地上1~3階が店舗で、売り場面積は約1万4700平方メートル。直営の食品や衣料品売り場のほか、雑貨、飲食などのテナント約30店が入居していた。

 2014年12月に、約400メートル北に開業したイオンモール岡山などの影響で売り上げが低迷。運営会社のイトーヨーカ堂は詳細を公表していないものの、かつては年間100億円超あった売上高が2割ほど減っていたとみられる。イトーヨーカ堂は昨年8月にアリオ倉敷(倉敷市)内の「食品館倉敷店」を閉めており、中国地方の店舗は福山店(福山市)のみとなった。

 跡地活用については、ジョイフルタウン岡山の信託受益権を持つ両備グループが主体となって決める。同グループは「岡山の発展につながる活用策を検討している。来年春までには方針を示したい」としている。
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