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岡山・范曽美術館がリニューアル 会陽合わせ23日まで特別開館

外観の塗り替えなどリニューアルした范曽美術館

范曽氏の豪放な筆致の人物画などが並ぶ会場

 西大寺会陽(18日)に合わせて17日、“人物画の鬼才”と呼ばれる中国人画家・范曽(はんそう)氏(78)の作品を所蔵する范曽美術館(岡山市東区西大寺上)が特別開館を始めた。両備文化振興財団(同市中区浜)が管理しており、例年会期は3日間だが、今年は内装などのリニューアルを記念し23日まで1週間開ける。

 范氏は江蘇省出身。後楽園(岡山市北区)の名の由来とされる「先憂後楽」(「人より先に憂い、人より後に楽しむ」の意)を説いた北宋の政治家・范仲淹(ちゅうえん)の子孫に当たる。

 特別開館では約40点を展示し、8点が初公開。「羲之臨池志逸図」もその一つで、中国の書聖・王羲之(おうぎし)を描きつつ、顔は范氏と親交が深かった同財団初代理事長の松田基氏(故人)をモデルにしている。

 大正ロマンを代表する画家竹久夢二と范氏が、横たわる女性を同じような構図で描いた作品を並べたコーナーもあり、同財団は「夢二のたおやかな線と、范氏の男性的で力強い筆遣いを見比べてほしい」としている。室町時代の画僧雪舟や犬養毅元首相ら岡山ゆかりの人物の絵も並ぶ。

 同美術館は両備バス・西大寺バスセンターの2階にあり、1984年にオープン。2002年以降、西大寺会陽の前後のみ開館している。今回の特別開館に合わせ、内部の壁面にしっくいを塗り、トイレを改修するなどした。外壁も塗り替えた。

 今年から会期に合わせて、同じく同バスセンター2階にある西鉄記念ホールも一般公開。後楽園と西大寺地区を結んだ西大寺鉄道の路線跡マップが掛かり、期間中は西大寺鉄道の歴史を振り返る写真パネルを飾る。

 ともに午前10時~午後4時(入館は同3時半まで)。一般千円、大学生~高校生500円で両施設に入れる。中学生以下は無料。問い合わせは夢二郷土美術館(086―271―1000)。
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