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絵馬覆う「個人情報保護シール」 最上稲荷「神のみぞ知る願い」

文面を隠すシールが貼られた縁結びの絵馬=最上稲荷

 絵馬の片面を覆うのは白い“個人情報保護シール”だ。ここは縁にまつわる神を祭る最上稲荷(岡山市北区高松稲荷)の縁の末社。シールには「縁結祈願」の朱色の文字が躍り、絵馬に記されているであろう願い事や記入者名は見えない。

 シールは縦11・5センチ、横17・5センチの絵馬とほぼ同サイズの長方形。最上稲荷によると、2011年の縁の末社開設と同時に絵馬授与所へ置いた。利用は増え、縁の末社ではシールを貼った絵馬が今や8割を占めるという。

 「好きな人の名前を書いたり、縁を求めたり。シールがあれば、知られたくない情報も正直に書けるのではないでしょうか」と広報部長の有村美香さん。

 絵馬には個人情報があふれ、思わぬ利用をされるケースがある。倉敷市のある神社によると名前、住所とともに「腰痛が治りますように」と記した女性の元に、健康器具の購入を促すはがきが届いたことがあった。10年ほど前の出来事で、この神社は以来、住所は必ずしも書かなくてもいいことを参拝者に告げている。

 インターネット接続が容易なスマートフォンが普及した現在は、絵馬の記載内容が無断で撮影され、流出する懸念もある。最上稲荷を訪れた福山市、会社員女性(28)は「絵馬を眺めるのは参拝時の楽しみの一つですが、シールは現代に欠かせない工夫かもしれませんね」と話した。
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