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岡山・ドレミの街にホテル開設 アベスト社 18年春以降オープン

6、7階にホテルの進出が決まった「ドレミの街」

 耐震改修や改装のため休館しているJR岡山駅前の大型商業施設・ドレミの街(岡山市北区駅前町)6、7階に、ホテル経営のアベストコーポレーション(神戸市)がビジネスホテルを開設することが25日、分かった。中国地方には初進出で、来年春以降のオープンを目指す。

 ドレミの街は地上7階地下2階、延べ約3万2千平方メートル。関係者によると、建物の大半を所有するレジャー産業・成通グループ(岡山市北区駅前町)が6、7階の延べ約6千平方メートルを客室に改装し、アベスト社に賃貸する。ホテル名は「ホテルアベスト岡山」(仮称)。客室数は未定だが、一部をカプセルホテルにする見通しで、200室を超える可能性があるという。

 岡山駅前商店街に面した同施設の北西角に専用エレベーターを新設し、フロントに直行できるようにするほか、レストランや大浴場を設ける方針。

 アベスト社は2003年設立、資本金6500万円、売上高約25億円(16年3月期)。従業員約300人(パート含む)。兵庫、高知、沖縄県など国内12カ所とマレーシア2カ所でホテルを経営し、レストランや不動産業も手掛ける。ドレミの街について「駅前立地の素晴らしい施設。市中心部の象徴的な施設だけにまちづくりにも貢献したい」としている。

 ドレミの街は1978年、ダイエー岡山店を核テナントに開業した。05年の同店撤退後、08年にデオデオ(現エディオン)が土地と建物の大半を購入。15年に同社所有分を成通グループが取得した。耐震改修のため昨年秋に休館し、改装のうえ18年春の全館オープンを予定している。

◇岡山市中心部で集客競争激化へ

 ドレミの街の新規テナントの一つにアベスト社によるホテルが決まった。岡山市中心部では、他にも再開発事業などで複数のホテルの整備計画が持ち上がっており、顧客獲得競争が熱を帯びそうだ。

 岡山市によると、市内のホテル客室数は2016年3月末で6890室と10年間で24%増えた。同年12月には、ドレミの街から北西約100メートルの駅前町1丁目地区の再開発事業で、JR西日本系の都市型ホテルを核としたビル建設構想が明らかになったばかり。他にもホテルを想定した再開発の動きがあり、一気に客室が増える可能性が出てきた。

 地元業界からは「今でも供給過剰。JR岡山駅に近く、新しいホテルほど集客力は高く、既存業者は一層厳しい時代になる」との声が漏れる。実際に市中心部ではここ数年、老朽化や経営難で廃業したホテルが複数あり、昨年6月にはホテルレオパレス岡山(03年開業、111室)の運営が呉竹荘(浜松市)に移った。

 一方で「岡山で大規模な学会などがあるとホテルが足りず、倉敷市や高松市に泊まる人もいる。要人向け客室も少なく、需要を取りこぼしている」との指摘もある。ホテル各社の一層の経営努力が求められそうだ。
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