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オレンジと緑「湘南色」電車存続 要望受けJR岡山支社単色化中止

JR岡山駅を出発する「湘南色」の電車=7日午後0時45分

 “絶滅寸前”だったオレンジと緑の2色に塗られた「湘南色」と呼ばれる電車が、JR西日本岡山支社管内(岡山県と備後エリア)の在来線で存続することになった。外装を単色化するJR西の計画に沿って管内の大半の電車が黄色に変わる中、今の姿を残すことを願うファンらの要望に応える。国鉄時代の名残をとどめるロングラン車両が今後も独特の存在感を放ちそうだ。

 JR西は塗装代削減のため、2009年からローカル線の電車で地域ごとの統一カラーを導入。中国地方は瀬戸内海に反射する陽光をイメージした「濃い黄色」が割り当てられ、順次塗り替えてきた。同支社管内では約220両のうち9割以上で単色化を終え、湘南色の車両は2編成の計6両を残すのみとなっている。

 この6両も今月以降の定期検査の際に、単色化する方針だったがツートンカラーを残すことを決めた。利用者から湘南色が消えるのを惜しむ声が上がっていたことが大きい。根強い人気からイベントで活用できる可能性も考慮したという。

 湘南色の名は、1950年に神奈川県湘南地域でデビューした電車がこの色だったことに由来する。現在の6両は76年製造で、当時の面影を残す貴重な車両。86年に三鷹電車区(東京都)から所属替えとなり、今は山陽、伯備、瀬戸大橋線などで運用されている。

 90年代には岡山支社管内の大部分を占める200両以上が湘南色だったが、今では西日本でもごくわずかになったという。同支社輸送課は「6両はいずれも約600万キロ、地球150周分を走ってきたが、まだまだ現役。これからもごひいきに」とPRする。
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