文字

岡山県内ホテルが婚礼客獲得に力 宴会場改装、スイートで食事会

ホテルグランヴィア岡山が改装した宴会場「クリスタル」

岡山国際ホテルが宴会場前の庭園に設けたフォトブース

 岡山県内のホテルが婚礼客の獲得に力を入れている。披露宴会場をリニューアルして豪華さを演出したり、スイートルームでの食事会を盛り込んだ少人数向けプランを企画。少子化などでウエディング市場が縮小する中、独自のサービスで予約獲得に努めている。

 ホテルグランヴィア岡山(岡山市北区駅元町)は8月、五つの宴会場を全面改装した。このうち最大200人収容の宴会場「クリスタル」は壁面の一部をガラス張りにしたほか、じゅうたんを一新。造花を敷き詰めたフラワーウォール(横3・1メートル、高さ2・7メートル)も導入して高砂席に華やかさを出した。

 同ホテルでの挙式は70~80人が中心だったが、ここ数年は規模が縮小している。担当者は「クリスタルの会場を半分に仕切れば、中小規模の式にも対応できる。取りこぼしていた客層を取り込み、前年実績より20%多い年250件の獲得を目指す」と言う。

 倉敷国際ホテル(倉敷市中央)は今春から、シャンデリアや絵画が飾られた最高級のスイートルームを使った婚礼プランを用意する。近隣の神社や館内で式を挙げた後、両家10人ほどで食事会を開くケースを想定。少人数での婚礼ニーズの高まりに対応した。

 食事には、5月に倉敷市で開かれた先進7カ国(G7)教育相会合の公式夕食会の再現メニューも取り入れた。担当者は「格式のある結婚式ができる強みを最大限発揮したい」とし、現在年間約30件の挙式件数の上積みを狙う。

 地階の宴会場に面した庭園にフォトブースを今月設けたのは、岡山国際ホテル(岡山市中区門田本町)。滝が流れる緑豊かな庭園の前に、ベンチを置いたり造花やキャンドルを飾ったりでき、カップルや出席者が自由に記念撮影を楽しめる。「重厚感のある建物と自然あふれる庭園を備えた空間をフル活用している」と同ホテル。

 このほかANAクラウンプラザホテル岡山(同市北区駅元町)は、挙式で撮影した写真のアルバムの表装に県産デニムを今月から採用。デニムで作ったオリジナルトートバッグとセットで販売しており「岡山らしさを感じられる思い出の品で門出を演出したい」とする。

 国の人口動態統計によると、県内の2015年の婚姻件数は9260件と10年前に比べ約8%減。ホテルや結婚式場などでつくる岡山ウエディング協議会(同市中区国富)は「結婚しても挙式するカップルは全体の約6割にとどまっている。各ホテルや式場はこれまで以上に個性や強みを打ち出したプランづくりが試される」としている。

カテゴリ:

【地方経済】の最新記事

ページトップへ

ページトップへ

facebook twitter rss

▼山陽新聞社運営サイト
さんデジタウンナビ | 岡山の医療健康ガイド | マイベストプロ岡山 | 47CLUB | さん太クラブ | おかやまリフォームWEB | LaLa Okayama
山陽新聞カルチャープラザ | 建てる倶楽部 | 山陽新聞進学ガイド | 山陽新聞プレミアム倶楽部 | まいられぇ岡山 | 囲碁サロン
▼関連サイト
47NEWS | 今日のニッポン
掲載の記事・写真及び、図版などの無断転記を禁じます。すべての著作権は山陽新聞社、共同通信社、寄稿者に帰属します。

Copyright © The Sanyo Shimbun. All Rights Reserved.