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「だがしかし」の駄菓子店を再現 瀬戸内の新“聖地巡礼”スポットに

アニメに登場する店舗を忠実に再現した岡山店。玄関横のヒロインのパネルが出迎えてくれる

「だがしかし」のヒロインほたると一緒に撮影できる駄菓子の顔出しパネル

細部にこだわった店内

店内の様子。作中に登場する順に並んだ駄菓子

岡山店限定の「だがしかしがれっと」

 駄菓子をテーマにした人気テレビアニメ「だがしかし」に登場する店舗を忠実に再現した「シカダ駄菓子 岡山店」が7月下旬、食品卸会社・大町(瀬戸内市長船町東須恵)内にオープンしました。古びた看板など店のたたずまいもさることながら、店内はアニメの世界に足を踏み入れたよう。開設以来、県外からもファンが訪れ、アニメゆかりの地を巡る“聖地巡礼”の新スポット誕生になりそうです。

 原作は、週刊少年サンデーで連載中の同名漫画。とある田舎町の駄菓子屋を舞台に一風変わった店主とその息子、大手菓子メーカーの社長令嬢が毎話、駄菓子を題材にコメディータッチでストーリーが展開します。駄菓子の食べ方など豆知識も話題となって人気を集め、今年1~3月、TBSでテレビアニメ化されました。

 “木造2階建て”の家屋正面に掲げられた、薄汚れた看板「シカダ 駄菓子」と紅白のひさし、玄関横のアイスケース、軒先にたてかけられたよしず…。外観は、アニメのオープニングに登場する昭和のかおり漂う店そのもの。サクマ式ドロップス、ヤングドーナツ、ブタメンなど店内の棚に並んだ約50種類の駄菓子は、アニメの作画どおりに並べ、同社で取り扱っていないものは取り寄せました。

 来年7月末までの暫定店舗。「店内の畳に置かれた机は、もんじゃ焼きができるテーブルといったTBSの要望や、座布団の枚数や色、クマの置物など可能な限り似たものを、ネットや知人、廃材業者らから手に入れました」(安達勇治常務)というこだわりぶり。

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 大町は、全国の駄菓子メーカーなどでつくる任意団体の事務局を務めており、TBSに企画書を送ったところ、快諾を得て、実現する運びとなりました。

 店舗の見取り図や、陳列した駄菓子の詳細なレイアウトを示した図面をもらい、同社内の「日本一のだがし売り場」の一角に約1カ月半かけて完成させました。簡易な構造のため、外観上2階建てですが、内部は1階部分のみの公開で広さ約27平方メートル。作中の設定が夏であることから、7月21日に“開店”。テレビアニメの公式ツイッターで紹介され、関東や関西地方から来客が増えたといい、安達常務は「県外のコスプレーヤーから撮影会の依頼も入っており、人気の高さがうかがえます」と、手応えを実感しています。

 ここでしか買えない商品もあり、ファンの心をくすぐります。オリオンの「ココアシガレット」の限定バージョン「だがしかしがれっと」(10個入り千円、ストラップ付)は、ヒロインら2人をあしらった箱入りで、千個限り。「シカダ駄菓子」のロゴと「OKAYAMA」の文字をプリントしたトートバッグも取り扱っています。ヒロインの顔出しパネルもあり、アニメの世界を堪能できます。

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 アニメファンでなくとも、店内に並んだ駄菓子に見入り、大人買いする30~40代も多いとか。子どものころ、近所の駄菓子屋で小銭を握りしめて買い求めた懐かしい品々に、つい手が伸びるのでしょう。瀬戸内市の30代の男性会社員は「子どものころ食べた駄菓子やおもちゃに、心が震えた。全種類買って帰りたい」。安達常務は「岡山ではなじみが薄い麩菓子など、珍しいものもそろえています。ぜひ、見に来てほしい」と話しています。
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