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岡山市の待機児童が過去最多に 市、受け皿拡大し早期解消目指す

 岡山市は25日、市内の認可保育園などに本年度入園できていない「待機児童」が4月1日現在、前年同期(134人)の5・4倍の729人で、過去最多になったと発表した。保護者のニーズを踏まえ、市として、待機児童の定義を見直したのが理由。私立保育園の新設などで受け皿を拡大し、待機児童の早期解消を目指す。

 大森雅夫市長が定例記者会見で明らかにした。市内の認可保育園などの定員は1万4574人(前年同期比527人増)。1万6318人(同865人増)の入園申し込みがあり、施設の許容範囲で定員の枠を超えて受け入れるなどして1万4975人(同460人増)が入園、1343人(同405人増)が未入園となった。

 未入園のうち、特定の保育施設を希望していて入園できない場合(614人)を除き、「保護者が希望する三つの保育施設について利用調整したが、入園できなかった子ども」を新たに待機児童と位置付けた。

 市は昨年度まで、国が示している定義を踏まえ、保護者が希望していない保育園だが、「通常の交通手段により、自宅から20~30分未満で登園が可能」な園があるケースは、待機児童から除外してきた。このため、多数の未入園児がいながら、2003~14年度の待機児童はゼロ。15年度は、保護者が求職活動中の場合について、待機児童に含めるよう国が定義を変更したことから13年ぶりに発生した。

 大森市長は「政策目標とすべき驚くような数字」とし、認可保育園の定員増(16年度中339人)のほか、小規模保育事業や事業所内保育事業も加え、17年4月には800人以上の受け皿を確保する考えを示した。また幼稚園の空き教室を活用した一時預かり事業も検討するとした。

 厚生労働省がまとめた15年4月1日現在の待機児童調査では東京都世田谷区が1182人で1位だった。
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