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倉敷から届け、震災復興への願い 市民有志らが追悼・支援の催し

多彩な作品が並ぶチャリティーオークションの会場

 東日本大震災から11日で5年。倉敷市内では「3・11」に合わせ、被災者を追悼し、復興を祈るさまざまな行事が行われる。

 11日に沙美西海岸で鎮魂・復興祈願式

 倉敷市玉島地区の住民らでつくる「東日本大震災復興応援団」(高渕真吾会長)は11日、沙美西海岸で鎮魂・復興祈願式を行う。支援を続けている岩手県釜石市鵜住居(うのすまい)町の根浜海岸は、被災前は美しい砂浜が続く海水浴場として知られ、海から思いを届けようと2年前から実施している。

 当日は午後2時、沙美西海岸に集合。地震が発生した同2時46分、海に向かって市特産のスイートピーなどを献花、黙とうして犠牲者の冥福と被災地復興を祈る。地元の音楽グループによる追悼演奏や、沙美小児童、黒崎中生徒ら参加者全員で復興支援ソング「花は咲く」の合唱なども予定している。参加自由。

 午後5時半からは玉島市民交流センターの呼び掛けで、同センター前の阿賀崎公園で「音と光と食のページェント」が行われる。

 約500本のろうそくで「3・11」を描き、追悼の思いを込めたギター演奏などを聴く。災害保存食のカップ麺を食べ、避難生活を強いられた被災者の気持ちに寄り添う。会場では義援金を募り、NPO法人遠野まごころネット(岩手県遠野市)を通じて、被災した同県の就学生を支援する。

 ろうそく、カップ麺とも各200円(義援金込み)。問い合わせは交流センター(086―526―1400)

 ギャラリーで慈善オークション

 岡山県内を中心とした作家有志による被災地支援のチャリティーオークション「倉敷からの風」が8日、倉敷市中央のギャラリー「スペースみき」「クラフト&ギャラリー幹」で始まった。13日まで。

 73人・組の作品計約230点を展示。備前焼のカップ、ウサギの顔をかたどった陶器のオブジェ、透明感のある色彩で描かれた風景画などが並んでいる。

 作品はいずれも入札方式で販売。収益の半分程度を国際医療ボランティアAMDA(岡山市)に寄付し、被災地支援に役立てる。

 「倉敷からの風」は画家杉田修一さん(62)=倉敷市=の呼び掛けで2012年に始まり5回目。過去4回の寄付金は計約150万円に上るという。杉田さんは「今回も秀作ぞろい。被災地に寄り添う支援を続けたい」と話す。

 いずれも午前10時~午後6時(最終日は同4時)。問い合わせは両ギャラリー(086―422―7406)。

  被災地食材でランチ提供

 倉敷市内の公共施設などで食堂を運営する十合物産(同市笹沖)は、震災復興支援として展開している「食べて応援」キャンペーンを10日に市水島支所(同市水島北幸町)、11日に市健康福祉プラザ(同市笹沖)の食堂で実施する。

 いずれもランチメニュー(午前11時ごろから)で、被災地・岩手県大槌町産の新巻きザケを使った日替わり定食(620円)を提供する。消費を通して、基幹産業・水産業の復興と現地の人たちの生活再建を支える狙い。

 水島支所は約40食、健康福祉プラザは約80食を用意。十合物産の小川貴美社長は「仕入れを通して現地の事業所から話を聞くと、まだまだ大変だと実感した。小さなことかもしれないが、倉敷でもできることがある」と言う。同社は今後も調達できる食材を検討しながら、取り組みを継続していく予定。

 玉島市民交流センターにある「カフェWAON(和音)」も11日、特別メニュー「復興ランチ」を出す。ご飯(ひとめぼれ)やみそ汁のワカメ、デザートのヨーグルトなどで岩手県産を使う。650円。100食限定、午前11時半から午後1時半まで。
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