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「新岡山市民会館」千日前に 市長発表、全地権者同意が条件

条件付きで「新市民会館」の移転が決まった岡山市北区表町の千日前地区の市街地再開発事業予定地(点線で囲んだ部分)

千日前地区の市街地再開発準備組合が示している「新市民会館」を含む施設の完成予想図

 岡山市の大森雅夫市長は16日、老朽化した市民会館(同市北区丸の内)と市民文化ホール(同市中区小橋町)を統合する「新市民会館」の移転先について、表町商店街(同市北区表町)南部の千日前地区に決めたと発表した。複数の地権者が関係する民間再開発計画地のため、2016年5月までに地権者全員が同意しなかった場合、移転先を市有地の後楽館中・高跡地(同天神町)に変更するとの条件を付けた。

 千日前地区の計画地は商店街通り東側で、南側が国道2号に面したエリア。同地区市街地再開発準備組合の計画では、敷地は8630平方メートルで、新市民会館は地上4階地下2階の延べ1万8875平方メートル。一帯のにぎわい創出を狙い、店舗やオフィス、住居を含めた複合施設とするため、施設全体では延べ3万7035平方メートルとなる。準備組合は、市の新市民会館部分の取得費を165億円と提案しているが、市は「総事業費は未定」としている。

 大森市長は同日開かれた記者会見で、候補地の選定理由を「表町エリアのにぎわい創出や回遊性向上、周辺への波及効果が期待できる。敷地にゆとりがあり、文化芸術施設に求められる機能の導入が見込める」などと説明、「多くの市民が気軽に立ち寄り、憩える施設にしたい」と述べた。

 市は事業費の45%が交付税として戻ってくる合併推進債を利用する考えで、21年度末までの施設完成が条件になる。準備組合によると、計画地の地権者は39個人・法人で、組合加入の同意率は80%を超えている。全員同意でない場合、土地や建物の権利調整で期限までに施設が完成しない可能性があるため、条件付きでの決定となった。

 市は千日前地区と同中・高跡地、表町三丁目地区の市街地再開発事業計画地(同表町)の3カ所を候補地としていた。

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 市民会館移転の経緯 岡山市は2012年、市民会館と市民文化ホールを後楽館中・高跡地に移転し、一体化して建て替える方針を打ち出したが、13年に初当選した大森雅夫市長が移転先をゼロベースで再検討する考えを表明。今年4月に同跡地、表町商店街南部の通りを挟んだ東西に一つずつある民間再開発計画地の計3カ所の候補地が出そろい、市は文化関係者らの意見も聞きながら1カ所に絞る検討を続けていた。
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