ファジアーノは先手先手を取りながら、勝ち切れなかった。悔やまれる後半追加タイムの失点で、欲しかった「勝ち点3」を逃してしまった。
立ち上がりから末吉、岩渕らがスピーディーな攻撃を仕掛けチャンスを作る。先制点は後半6分、起点になったのは昨シーズンまで山形に在籍した藤田だ。ふわりと相手守備の裏を突く長いボールを左奥へ送ると、木村がキープしてクロスを上げ、岩渕が頭で折り返し、グレイソンがオーバーヘッドシュートで仕留めた。勝ち越し点は後半途中出場の田中だった。左サイドを末吉がドリブルで持ち上がり好機が生まれ、ペナルティーエリア中央で鋭い反転から右足を振り抜きゴール左下に決めた。
1点リードの後半45分、岩渕に代わって柳育がピッチに入り、逃げ切りを図ったが、アディショナルタイム4分にクロスへの対応が遅れてゴールネットを揺らされ、悔しいドローとなった。熱戦を写真で振り返る。
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