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アジア最大級望遠鏡の部品を搬入 浅口の仮設地、3月にも組み立て

仮設ドームにクレーンで運び込まれる口径3・8メートル望遠鏡の軸受け部品

 完成するとアジア最大級となる京都大の口径3・8メートル光学赤外線反射望遠鏡の部品搬入が2日、仮設置場所となる浅口市鴨方町本庄、市立岡山天文博物館駐車場の仮設ドームで始まった。3月、全ての部品がそろってから組み立てに着手、2015年度中の試験観測開始を目指す。

 この日は、望遠鏡の主鏡を支える骨組み部分や軸受けなど計約10トンの部品を搬入した。京都大やメーカーの関係者、運送業者ら約20人が作業。トラックの荷台から仮設ドーム(幅13メートル、奥行き10・5メートル、高さ9・5メートル)へ、クレーンを使うなどして運び込んだ。

 プロジェクトマネジャーを務める京都大大学院の栗田光樹夫准教授によると、鏡筒を支え水平方向に回転する装置は現在製作中で、3月初旬に届く予定。

 本来、望遠鏡を収めるドームは駐車場の北東約50メートルの高台に設置予定。国の予算が認められ次第、建設される。

 栗田准教授は「この望遠鏡には大勢の協力者や学生の思い、研究成果が詰まっている。着実に完成させたい」と話していた。

 口径3・8メートル望遠鏡は京都大と国立天文台などの共同プロジェクトで、国内初の分割鏡方式を採用。18枚の鏡を1枚鏡と同じ性能になるよう制御するなど、最新技術を盛り込んでいる。ブラックホール発生に関連するとされる爆発現象ガンマ線バーストの謎の解明や、太陽系外惑星の直接観測などが期待される。

 京都大によると、東アジアには口径2・5メートル以上の光学赤外線望遠鏡はなく、このエリアの夜空で発生した、突発的な星の爆発現象などの詳しい観測データが得られなかったという。
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